被災地訪問2014 ~原発編~
2011年の震災以降、正月は被災地に訪問すること決めている。
今年も福島第二原発のある富岡町を目指して走った。
常磐自動車道 広野インターを降りて広野町にある
コンビニに立ち寄ると近隣に住んでいると思われる人が
パジャマ姿で買い物に来ている。
2年前には見ることができなかった風景。
少しは住人が戻ってきたような気がして嬉しい気持ちになった。
そして、国道6号線を北上し規制がかかっている所まで進むと
昨年より若干エリアが縮小されたようで、富岡町内に入ることができ
第二原発の割と近くまで行くことができた。(当然、原発の敷地内は入れない)
その後、富岡町の市街地に入ってみることにした。
1年前は足を踏み入れることすら出来なかった場所。
町内の感じは、家屋の倒壊等の大きなダメージは受けている様子はないが
だからこそ、人が居ない風景に辛くなった。
町内には線量計が設置されており数値はこの通り。
一日4時間外で過ごしたとして
年間被曝量は21ミリSv。
国の基準を超える。
「復興させてたくても出来ない」という苛立ちが街全体から感じられた。
同じ震災での被災地とはいえ、津波の被害に遭われた方々と比較すべきではない
全く別の災害と考えるべきと改めて考えさせられた。
しかし、生活感が戻っている場所もあり、少しずつ復興への歩みを感じる
場面を目にすることができたのは嬉しい。
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