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2012年4月 6日 (金)

犬を保護する。~その1~

昨日の夜、妻と車でとある河川の土手を走っていると

土手の端で伏せているラブラドールレトリバー(イエロー)とそれを抱いている

20歳くらいの青年を見かけた。

その土手は道幅が狭く、車の通りも多く、決して散歩には向かない場所

更に伏せている犬を抱いている青年。

「これは何か変だ」と車をUターンさせた。

その青年に話を聞くと、「土手をこの犬が一頭でフラフラ歩いていて

このままだと危険と思い一度は通り過ぎたが戻ってきた」と。

その青年は、犬を保護してもらうために近隣の警察署へ連絡し

警察を待ってる間、犬が動いて危険な目に遭わないように

車がビュンビュン走っている土手の端っこで、見ず知らずの犬を抱いて

保護していたのだった。

保護した、ラブラドールはメスで結構な老犬。

肥満のせいもあって、足取りはフラフラしていた。

しかし、人に対して警戒心がなく、初対面であった自分の指示にも応えてくれた。

そんな心優しい、青年に心を打たれて、我々夫婦も保護の協力した。

自分は普段、迷い犬がいても決して保護しない。

「犬を保護する=その犬の一生に責任を負う」 という考えがあるからだ。

本当に可哀想な話だが、責任を負うことが出来ない以上

手を差し伸べることはしない(できない)という価値感がある。

しかし、今回は何か予感めいたものがあり、我々夫婦は特に申し合わせたワケもなく

その子(犬)の保護に手を貸したのだった。

やがて警察がやってきて、「拾得物」という扱いで犬を保護する。

拾得物ということは、数ヵ月間飼い主が見つからない場合

拾得物はそれを拾った(保護した)者の所有になるのだった。

しかし、第一発見者の青年は犬を飼育できる家庭環境ではなかった。

そこで、我々が手を挙げ、飼い主が見つかるまで保護することを申し入れした。

用事の途中だったので一時、警察署で預かってもらい

用事を済ませた深夜に名前も知らない犬を警察署まで迎えに行ったのだった。

 

もしも、飼い主が見つからなかったら、一生面倒見る覚悟だった。

そんな覚悟はあったが、「必ず飼い主は見つかる」という確信もあった。

そんな犬を家に連れて帰り、我が家の愛犬らぶ&ゆうの

お出かけケージに入れて夜を明かした。

名前を決めていなかったので、保護してくれた青年の名前「イチノセ君」から

「イチ」と名付けた。

続きは明日。。。。

 

Img_5740

これがイチ(仮名)。

丸々太っていて、大人しいラブラドール。

翌日、病院に連れて行くと39kgという肥満具合。

ちなみに、らぶが26kg、ゆうが23kgだからね。。。

でも、カワイイ。

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